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妻の闘病記

曲げずに添い遂げよう。

2021年9月22日(水)この日は妻の親友・Hちゃんのはからいで、妻の高校時代の友達とオンラインで会うことになっていた。それなのにお昼頃にHちゃんが直接妻に会いに来てくれた。本人が無理していないかを自分の目で確認したかったようだ。責任感の強...
妻の闘病記

星のように。

2021年9月20日(月・祝)三連休の最終日。前日の夜にあった会話は夢だったのだろうか。そう思うほどに、あっさりとした朝だった。この日は朝から宅配便が届いた。依頼主は長野の農場へ住み込みで働きに行っている友達だった。先日会いに来てくれた親友...
妻の闘病記

妻の人生が私の一部になった。

2021年9月19日(日)前回の記事の翌日。前職の妻の同期たちが遊びに来てくれた。この日の妻は調子が良さそうに見えた。毎度のことながら、妻は悟ったように、自分がいくらも余命がないことを感じさせない謙虚さで振る舞っていた。冗談を言い合える同年...
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妻の闘病記

人生の象徴のような時間。

妻の病状は日毎に悪くなっていた。そう遠くない未来にその時が訪れてしまうのではないかという空気に包まれていた。しかし本人はなかなか弱音を吐かない。周りの私たちはただ出来ることをやった。熱のある状態が続き、止まらない下痢に苦しみ、膀胱に転移した...
妻の闘病記

会いたい人には会えるうちに。

この頃から仕事でトラブルがあり、激務がはじまった。リーダーとして初めてのミッション。乗り越えるしかないけど乗り越えるには相応のダメージを負うことが約束されていた。前にも書いたが家族を含めて正常な判断ができない状態に突入していた。一種の躁状態...
妻の闘病記

ラストレッスン。

2021年9月8日(水)余命宣告を受け、妻は友人への連絡以外にもやりたいことを叶えるために動いていた。がん闘病が始まってから行けていなかった、ギター教室のレッスンを最後に受けたいという強い希望があった。妻は大学生時代から、渋谷にある個人経営...
妻の闘病記

愛のかたち。

2021年9月1日(水)新生活がはじまってすぐに9月が訪れた。入院中に妻からも私からも親しい人に会いに来てくれないかと連絡をしていた。ありがたいことに調整はすぐに進み、まっさらだったスケジュールのパズルは思いの外うまく嵌った。おかげで9月の...
買ってよかったもの

2023/08買ってよかったもの | 修行の月。

猛暑。猛烈な暑さ。マラソンシーズンは本当に涼しくなるのか不安になる天候に見舞われている日本列島で今月もコツコツ過ごした。まだ終わっていないが、今年の夏は修行の色が強かった。ゼロ富士チャレンジ。ゼロ富士帰りの電車事故。ゼロ富士挑戦記の10日連...
妻の闘病記

新居に妻が帰ってきた。

2021年8月末2021年8月30日(月)無事自宅療養チームが決まり、この日に妻は退院することになった。疾うに匙を投げられていても仕方のない状態であった妻。その原発を突き止めるために、呼吸器科から産婦人科へ掛け合ってくれた先生。そしてその無...
妻の闘病記

気持ちを固める。

2021年8月後半2021年8月21日(土)妻は朝から痛みがあるようだった。少し前から話していた、坐骨神経痛のような痛み。これもがんの進行によるものらしい。骨に転移したがんが蝕み、骨が弱くなってしまっているようだ。骨への直接的な痛みは妻の体...
妻の闘病記

まだ、やることがある。

2021年8月中旬2021年8月14日(土)引っ越しが無事終わった。妻の入院中に済ませられたのはグッドポイント。お互い気を遣わずに済んだ。妻がなるべく快適に過ごせるように、かつ、週明けの仕事に支障をきたさないように、初日から段ボールを潰しま...
妻の闘病記

生を追い続けて一年。

2021年7月後半妻は抗がん剤治療により入退院を繰り返していた。予定していた抗がん剤投与の完走まであと少し。抗がん剤投与後の数日は入院、その後に様子を見て退院というサイクルを繰り返した。このあとの容態と体力によっては、国立がん研究センターに...
ランニング

Route3776(ゼロ富士)挑戦記総括

ゼロ富士について9日連続で投稿してきた。そして今日、その総括を行ってゼロ富士挑戦に幕を下ろそうと思う。ゼロ富士のコースについて市街地〜二合目まで感想しばらくは平坦な道が続いていたので富士山感は特になかった。それはそうだ。海抜0mから登るとは...
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Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day3-2: 始まったら終わる。

↓前回の記事はこちら。続き遠い始発ゼロ富士後の身体で、夜な夜な小田原の健康ランドで1時間半交代浴をすることになるとは思わなかった。始発列車が動くまで残り80分ほど。私のハーフマラソンの持ちタイムは79分31秒。21km走れるくらいには時間が...
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Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day3-1: 突破口はどこだ。

↓前回の記事はこちら。不本意ながらDay3に突入。一筋縄ではいかないからこそ、人生は楽しく美しい。起床コンタクトレンズが乾いて不快な視界。さっきまで騒いでいた子供の声は聞こえなくなっていた。しかし、家族連れの一部はまだ前の席にいるようだ。時...
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Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day2-4: 一筋縄ではいかない。

↓前回の記事はこちら。続きバスで御殿場駅へ17:45発のバスに乗り込む。Suicaをかざして乗車。着席。この一連の行為で、下山したという意識が湧いた。文明を感じた。バスに乗ってからは引き続き湯の情報を求めてネットサーフィン。先輩と手分けして...
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Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day2-3: 砂走り、走れない。

↓前回の記事はこちら。続き山頂にて無事、ゼロ富士達成。達成感が込み上げてくる。山頂で各々のご飯を食べている光景を見て、自然と笑みが溢れた。童謡の「一年生になったら」が脳内再生される。富士宮口の山頂から、お鉢巡りがてら剣ヶ峰へ。ゼロ富士達成証...
ランニング

Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day2-2: 受け入れられなかったユーモア。

↓前回の記事はこちら。続き六~元祖七合目トイレを済ませて六合目を後にした。不意に気になり、スマートウォッチの充電残量を確認。不安は的中。残り一桁。だいぶ危うくなってきた。昨日のスタートからアクティビティ計測を開始して、寝る間もトラッキング停...
ランニング

Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day2-1: 富士山の恵み。

↓前回の記事はこちら。起き午前4時ちょうどに目が覚めた。先輩が掛けていたスマートウォッチのアラームの振動音で起きた。普段はこんな敏感に察知できない。不思議なくらい熟睡できた。もともと入眠には苦労しないタイプだが、その日に初めて会った人を含め...
ランニング

Route3776(ゼロ富士)挑戦記Day1-3: 試練と褒美。

↓前回の記事はこちら。続き第一の試練富士山の恐ろしさを感じながら道を進む。道を進むに連れて車通りが多くなってきた。おそらく今まで来た道が脇道で、本道に合流したからだろう。引き続き鳥や虫の鳴き声が聞こえていたが、それに雨音が混じりはじめた。都...
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