
今月はまた一つ歳を重ねた。
噂には聞いていたが、30代は楽しい。
それは本当のことだった。
鈍くかがやく前の、深みのたしかさを増していく時期。
そうした過程そのものがひかって見える時期。
そういうものだと捉えて日々を楽しんで駆け抜けていく。
自己新記録の更新。
この一ヶ月で2つの自己新記録を更新することができた。
とってもうれしい。
2年前の2022年同11月にフルマラソンの自己新記録を更新したのと、初めてハーフマラソンを走って自動的に自己新記録になった振りの快挙だ。


しっかり仕上げきれたことの証となった。嬉しい。
詳しくはそれぞれの出走記で。
次回のレースは2025年3月の東京マラソン。
だいぶ時間が空いてしまうので、合間にハーフマラソンを入れて調整しようと考え中。
調子がいいからこのままの勢いで78分切りを達成してしまいたい。
世田谷246ハーフマラソン

つくばマラソン

寝る前の時間密度を高める。
だらだらと酒を飲みながら過ごしてしまっていた寝る前の数時間。
マラソンのためにはじめた断酒生活で、その時間密度を高めることが出来ていた。
英会話を再開
優先順位の組み換えの結果、すっかりおざなりになっていた英会話の勉強を再開した。
久々に喋ってみて思う。口が回らない!
アプリ相手に話してるだけではなかなか上達しないだろうが、またコツコツ積み上げて次のステップに行ってしまいたい。
振り返りを記録
noteを更新するくらいしか活用できていなかったiPadの利用頻度が上がった。
ほぼ毎日手書きで振り返りの日記というか記録をしていた。
自分の頭の中の考えを図解して吐き出す。
仕事のことだったり、物事全般の考え方だったり。
捉え方、取り組み方。取り組みの順序などなど。
無意識下で判断を下している物事を順序立てて、手を動かして書くことはストレスの解消にも繋がる。
頭と手のリンク作業というか。
いくら学んでも際限がないから楽しい。
インプットしたもの。
今月はライブ1本、本6冊。
並行して読み進めているものがまだ何冊かあるが、今年のうちに読み終えたい。
1. 2024年11月24日 (生)林檎博’24-景気の回復- | 椎名林檎
つくばマラソンを走った日、観に行った。
中学生の頃から好きで聴いている椎名林檎のライブへ遂に行くことができた。
はじめて聴いてから17年ほど経っている「浴室」を聴けたのは嬉しかったし、音楽ライブというよりひとつのショーを観ているようだった。
椎名林檎というアーティストの生き様、味が見事に反映されたステージは本当にお見事だった。
アイデンティティの確立に一役も二役も寄与してくれたこの人の見事な成果物を目の当たりにすることが出来た!
2. 超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート | 柳井正・解説 プレジデント書籍編集部・編
要約書ではあるが、しっかり要約された良書だった。
変にポジションを取ることなく、会社のために効果を最大化するための判断はどの択だろうか。
現在上がっている択は、それぞれ何を狙うものなのか。何を狙えるのか。
そんなことを自分に改めて問い続けるきっかけを与えてくれた。
物事は思っているよりもシンプルだ。
3. 自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』 しんめいP
友達に薦められて読んだ。
カジュアルで、分かりやすくて、とっつきやすくて。
この本で取り上げられている中では私は親鸞が好きだったな。
4. 参謀の教科書 才能はいらない。あなたにもできる会社も上司も動かす仕事術』 | 伊藤俊幸
元自衛隊海将が説く、企業参謀の教科書。
理性ある服従という言葉が強く響いた。
号令・訓令・命令それぞれの説明とそれらの違いについて、ビジネスに置き換えて考えることができた。
どんな組織においても指示待ち人間は淘汰されていく。
理性をもって、人間としての身のある行動をとっていきたい。
5. 東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム | 山本高穂・大野智
普段受けている鍼治療や、身体の不調時に服用している漢方。
東洋医学と括られるそれらがなぜ自分の身体によく作用するのか、そのメカニズムはどういったものなのか。
身体に合っている実感はあったものの、道理までは詳しく分かっていなかったので、この本を通して学ぶことにした。
医学に一切精通していない私にも分かりやすい内容だった。
鍼灸師である彼女の仕事に対する解像度も上がったので、私にとっては本当にいい読書体験だった。
自分の身体の中にある自己免疫機能を活用した身体回復・治癒。
本当に、人体って宇宙だなあ。
6. ほったらかし投資術 | 山崎元・水瀬ケンイチ
私が紹介するまでもない超ベストセラー。
株価の上下に一喜一憂するのも楽しいが、自分の人生、特に時間については有限だ。
どこまでが趣味で、どこからがストレスか。
投資についての時間投下もそれがオーバーラップするくらいの領域で止めておきたいと考えている。
お金に振り回されることなく、お金を味方につけて、お金をうまく使いたい。
そんな人は必読の投資本。
7. 商売心得帖 | 松下幸之助
商売心得帖。タイトルからしてかっこいい。
商売。売り買いの営業。あきない。
仕事をする上で切り離すことの出来ないもの。
買い手あっての商売。
これを読みながら思ったこと。
それはパナソニックは現在も松下幸之助さんの理念をぶらさずに経営しているんだろうなということ。
だってジアイーノの値付け、絶妙すぎるもん。
全然安売りしなくて基本定価だし。
(納得感のある値段だけどちょっと足踏みしちゃう。)
消費者は王様。会社はその王様に仕える家来。
ただ王様のいいなりになっていては国は滅んでしまう。
時には家来から忠言することも必要だ。といったことを後半で語られていて、とてもしっくりきた。
顧客を大事にするということは、ただただ譲歩することだけではない。
業界内での競争においても、自身が市場を作る一員であることを忘れないという、当然の理念を大事に置いておきたい。
おわりに。
あっという間に今年も終わる。
あと一ヶ月。
悔いなく、しっかり地面の感触を得ながら踏ん張りを利かせて次の一歩を踏み出していこう。
また来月。ここで。