2025/02振り返り | Then let’s go to a local diner.

あっという間だったなー、2月。
どうでしたか、2月。
バタバタ奔走してたらもう月末。

28日間、しっかり駆け抜けたからこうしていられるんだよな。
今日はそうして自分を労わろうと思う。


TOEIC L&R試験を受けた。

大学2年生振り2度目のTOEIC L&R試験を受けた。
前回は大学の単位のために半強制的に受けたとかそういうものだったので、今回が実質初めての受験だった。

社会人になってからも資格試験自体は定期的に受けてきたが、そのすべてがCBT(Computer Based Testing)試験だった。
筆記の試験についても大学生時分振りだ。

この記事の執筆時点ではまだ結果は出ていないのだが、試験対策をほとんどせずにベースの実力を測るための受験だったのでフラットに受け止めたい。

去年はいきなりスピーキングの練習をはじめてしまったのだが、ベースの文法・語彙がなくて発音だけが鍛えられた感覚を持ってしまっている。
手持ちのコマンドが少ない状態で戦っている状態なので、まずは武器をコツコツ身につけていく作業に取り組みたい。

ランニングに通ずる楽しさを感じている。
ランニングほどスムーズに身につかないんだけれども、長く楽しめるってことでオッケー。


地元の中華屋で飯を食った。

TOEIC後、友達と理由もなく地元へ行き、中華屋で飯を食った。
これは当人たちにしか分からない良さがある行動であり体験だった。

幾度となく前を走り抜けた中華屋。
親がたまに出前を取っていた中華屋。
ばあちゃんがたまに噂話をしていた中華屋。

近くにあった建物の天井がアスベストっぽくて(多分本当にそうだった)よく自転車に乗りながらアスベストだー!と騒いでいたのが懐かしい。
今思えばそれなりに迷惑なガキだった。

間接的に、自分の成長を見届けてくれた店なのかもしれない。大げさに言うと。

そんな店で食べたCセット(ラーメン半チャーハン)は、初めて食べたのに少し懐かしかった。

950円。

また地元で暮らしたくなった。
いつか戻る未来があってもいいな。


ICLの適応検査を受けた。

歯列矯正が落ち着いてきたタイミングで、「目が良くなったらいいな〜。」という欲求が強まった。
自身の欲には素直に向き合うようにしている。

コンタクトレンズ代と天秤にかけたセールストークをよく見るが、シンプルに目が見えるようになるという喜びが得られるならそれだけで投資対効果があるように感じる。

適応検査を受けた結果、問題なくICLを受けられるとのこと。
ICLはレーシック等と異なり、眼内にレンズを入れるという超わかりやすい手術。

私は目がかなり悪いので、54万円ほどの見積もりとなった。
今後視力に困らなくていい権利を得るには安すぎる。
歯列矯正の半額くらいだもんな。

今は予約前段階だが、GW手前には手術を受けてしまおうと考えている。
身体への投資は実質タダなので、早いところやってしまいたい。

ICL手術を受けずに大震災が来たら、そのうち裸眼で身動きがとれなくなってしまう。
いくら体力バカでどこまでも走れても、足元すら見えない状況であればその能力を活かすことは出来ない。
身体的な生存ボトルネックを取り除くためのICL手術。
54万円。安すぎる。


今月体験したこと。

2025/02/18 Fishmans | Uchu Nippon Tokyo

2年半振りにフィッシュマンズを観た。
前回は秩父ミューズパークの野外音楽堂で、今回は有明にある東京ガーデンシアターで。
フィッシュマンズの良さを味わうにはうってつけの2会場で観られた。

前回の感想は以下の記事で。

2022年9月、フィッシュマンズを観た。|nakanoryo
2022年9月11日。 秩父ミューズパークでフィッシュマンズのライブを観た。 初めて、フィッシュマンズのライブを観た。 この記事を書いているのはその翌日の2022年9月12日。 リカバリーにスポットを当てた一日を過ごした締めとして、今のうち...

フィッシュマンズを観に行ったら、フィッシュマンズは深化し続けているということを確認できた。
宇宙を見に行ったら、宇宙は広がっているという説が事実であることが確認できた。

生まれ変わることなく、そのまま地続きで深化している。
新しい試みを、育ててきた曲に反映させて、地層を重ねて深化している。

柏原譲の低音に身を委ねながら、その深みに想いを馳せた。

ゲスト出演の君島大空さんによるBABY BLUEの独奏がとんでもなくて、身体が震えてしまった。
恐怖を覚えるほどに美しい時間だった。

薄張りのグラス同士が共振するような、ほそい線で揺らぎ移ろう音と時間。

私はライブを観た後すぐに電車に乗るのが苦手だ。
いきなり現実に戻されるようで、あの連結された車輪付きの長方形に乗りたくないのだ。

有明は非常にアクセスが悪い。
ゆりかもめとりんかい線。つくられた街の欺瞞の電車。私は本当に失礼。

そんな埋立地を走って帰った。
行きも帰りも走って、埋立地から離脱した。

IN THE FLIGHTのメロディーラインを口ずさみながら、虚構の光を浴びて足元に気をつけて走った。

5月に福岡のフェスに出演するようなので、行く前提で予定を組み始めている。
良いものは良い。
良いものは何回観たって良いんだぜ。


2025/02/22 LUNA SEA/GLAY | The Millennium Eve 2025

これまた個人的には大きな出来事だった。

小学4年生からの親友と一緒にLUNA SEA/GLAYの対バンを観た。
文字に起こすとより不思議だ。
当時のLUNA SEAは終幕中だった。
「過去に存在した伝説のバンド」として聴いていた。
そういう意味ではNIRVANAと同じ。

親友と観れたのがデカいのよ。

GLAYを観たことはあったが、LUNA SEAは初めて。
生のJはヤバかった。色気がすごい。
毛並みの良い競走馬みたいだった。

ツケは自分で払う。|nakanoryo
たまには日記を書く。 2023年11月19日(日) 上尾シティハーフマラソンを走る予定だったが、2週間前のぐんまマラソンのダメージが癒えず欠場した。 ハーフマラソンは競技として好きで前日までは楽しみにしていたのだが、当日の朝起きたときに走れ...

サービス精神旺盛な2バンドの、これでもかというサービスを堪能しながら、在りし日の思い出が走馬灯のように脳裏を駆けていった。

親友と交わした数々の感想は、敢えて文字に起こさずに胸にしまっておこうと思う。

この日はやらなかったけど、帰路ではSPECIAL THANKSが脳内再生されていた。

観たいバンド、まだまだたくさんあるから惜しみなく観に行きたい。
今は踊ってばかりの国を野外会場で観たい。


今月読んだ本。

今月は7冊。4日に1冊は結構いいペース。

1. ままならないから私とあなた | 朝井リョウ

二作とも現代人の疲労感・徒労感の本質に触れるようなものでおもしろかった。
正解はひとつではないし、判断の軸も人による。
多様性や効率性を拡大解釈しては内外に大小の火種を撒き散らし、価値観を押し付ける。
かなしいが、それさえも人間らしい営みかもしれない。なぜならわたしたちは、ままならないのだから。

ままならないから私とあなた (文春文庫)
あなたが見ている世界は、ほんとうに「正しい」世界なの?天才少女の薫と平凡な雪子――二人の友情の行方は天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。すれ違う友情と人生の行方を描く...


2. プロジェクトマネジメントの本物の実力がつく本 組織力・コミュニケーション能力・リーダーシップ・キャリア構築力を全部鍛える | 橋本将功

最終章の「落ちているボールを自分が拾えるか。」という問いかけはリアリティに満ちていてよかった。
様々な方法論を紹介した上でも、最後はそこだよねという安心感を得られた。

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3. 池上彰の行動経済学入門 (働く君に伝えたい「本物の教養」) | 池上彰

身近な具体例を取り入れながらの解説で分かりやすかった。
プロスペクト理論やナッジ理論など、理論は知ってるけど名前はピンと来ないやつがちょっと頭に浸透した。
プロジェクトマネジメントの本からの流れで読んだら、共通項がいくつかあって面白かった。

池上彰の行動経済学入門 (働く君に伝えたい「本物の教養」)
なぜ、人はほぼ当たらない宝くじを買ってしまうのか? なぜ、1980円の値付けが好まれるのか? コンビニがおにぎり100円セールを実施する理由とは? 身近な事例を通して、行動経済学の基礎がいっきにわかる!


4. 小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか? | 小川実

小さな会社の社長に向けられた本だったが、その一部の役割を担う社員視点でもためになる本だった。
経営をエキスパート・レバレッジで二分し、それぞれに合う手法が紹介されていた。
仕組み化と言うと作業効率を上げるためのものが想起されるが、その手前に成長と事業自体の仕組み化をやり切る必要があるというのは腑に落ちた。
成長の仕組みはあくまでも社員のためのもの。
その利は成長した社員から業務を通して会社に還元されるので、最終的には会社のためになる。
が、順番は社員のための方が先。
小手先の合理化の手前に、血の通ったモチベーション向上の仕組みを作り込む必要がある。
見えなかったり、ブレブレのゴールに人はついてこない。

小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか
仕組み化がうまくいかない会社は順序を間違えている!管理ルールやマニュアル化よりも前にやるべき社員のやる気を引き出し、成長させる仕組みのつくりかた。仕組みと聞いて思い浮かぶのは、おそらくビジネスモデルや、人を動かすための管理、マニュアルなどだ...


5. ナレッジワーカー・マネジメント 業績も人もついてくる数字で語るマネジメント術 | 藤崎邦生

ERPを開発・導入支援するオロ社による、数値で語る経営についての本。
集計して出てきた数値をそのまま活用するのではなく、その数値から洞察を紡ぎ、二次利用していくことが必要。
洞察を紡ぐ作業こそが知的労働の醍醐味だし、しっかりと方向づけをすることの重要性は今後も変わらないだろう。

そのためには状況を自分の言葉で語れるキーマンの擁立が不可欠。
そしてそれには適切なエンパワーメントと動機付けが必要。
なんとなく自分の中で点と点が線で繋がった。

KNOWLEDGE WORKER MANAGEMENT ナレッジワーカー・マネジメント――業績も人もついてくる数字で語るマネジメント術
【内容紹介】ナレッジワーカーを、どうマネジメントするかで、知的サービス業の未来が変わる!IT、広告、コンサルティングといった、有形・無形の提供価値を生み出す「知的サービス業」で働く、高度で専門的な知識・スキルを有する人材……、このようなビジ...


6. アナログ | ビートたけし

2000年前後の空気を纏った、ビートたけしによる令和の恋愛小説。
普遍的な物語ではあるが、随所に光る情景描写と、そこにあるやさしさに胸が熱くなる。
人のあたたかみを改めて感じさせられる素敵な物語だった。

アナログ。
“区切られることなくゆるやかに止まることなく変化していく様”を表す言葉でもあるらしい。
機械的なチャプターではなく、連続的に転がっていく人生を思わせてくれた。

アナログ (集英社文庫)
手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟は、ある日自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似たような価値観を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。意を決して連絡先を聞くも、「お互いに、会いたい気持...


7. コーポレート・ファイナンス入門 第2版 | 砂川伸幸

実務で触れていたコーポレートファイナンスについて、座学で勉強する機会を設けたいと思っていたときに薦められて読了。
日常会話にも比喩を含めた姿で登場するデフォルト・レバレッジ・オプションといった金融用語の基礎を知ることが出来た。

投資をする人も、企業経営に何かしらのかたちで携わる人も必読の内容だった。
今後も手元に置いておきたい。

コーポレート・ファイナンス入門 第2版
◆お金を調達し、効率性・収益性を高め、企業価値向上をはかるコーポレートファイナンスは、現代のビジネスパーソンにとって今や「読み・書き・そろばん」の「そろばん」にあたる必須常識です。本書は、いちばんわかりやすい入門書として高い評価を得てきた代...


おわりに。

振り返ってみると、今月は友達とたくさん会えた。
毎週末2回ずつ友達と遊んでいた。
やっぱ朝ラン一緒にできる友だちがいるとコンスタントに会いやすくてとてもよい。
気になる人は是非取り入れてほしい。
飲みに誘うよりサクッと行けるし一日の充実感高まりやすいから。

今日は銭湯行って足伸ばして入浴して、瓶の黒ラベル買って飲もうかな。
たしかカクヤスに売ってたはず。

明後日は東京マラソン!全力で楽しむぞ!
2/28の明後日は3/2って全然しっくりこない!
ではまた!

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